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令和 2年第 4回定例会−09月02日-05号

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  1. 諏訪市議会 2020-09-02
    令和 2年第 4回定例会−09月02日-05号


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    最終取得日: 2021-05-28
    令和 2年第 4回定例会−09月02日-05号令和 2年第 4回定例会            令和2年第4回定例会会議録(第5号)          令和2年9月2日(水)午前10時00分開議 〇議事日程  一般質問       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  本日の会議に付した事件  日程第 1 一般質問(3−3) ページ                 ページ    9番  牛 山 智 明  …211  10番  小 松 孝一郎  …223                  散         会       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜出席議員(15名)      議 席                 議 席       1番   岩 波 万佐巳        2番   牛 山 智 明       3番   井 上   登        4番   廻 本 多都子       5番   近 藤 一 美        6番   小 松 孝一郎       7番   横 山   真        8番   小 山 博 子
          9番   高 木 智 子       10番   牛 山   正      11番   藤 森 靖 明       12番   森 山 博 美      13番   吉 澤 美樹郎       14番   小 泉 正 幸      15番   伊 藤 浩 平 〇欠席議員(なし)       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇説明のため出席した者の職氏名    市長      金 子 ゆかり     副市長     渡 辺 高 秀    教育長     小 島 雅 則     総務部長    松 木 克 之    企画部長    木 島 清 彦     市民部長    花 岡 光 昭    健康福祉部長  関   隆 雄     経済部長    中 島 英 司    建設部長    小 松 弘 明     水道局長    茅 野 徳 雄    教育次長    後 藤 慎 二     総務課長    三 村 伸 彦       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇職務のため出席した事務局職員の職氏名    局長      前 澤 由美子    次長      藤 森 一 彦    庶務係長議事係長            宮 坂 香 織    主任      今 井   稜       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                                令和2年9月2日(水)               第4回諏訪市議会定例会                 会  議  録 (6−5)                                開議 午前10時00分                                散会 午前11時44分                                 (傍聴者 4名)            開       議   午前10時00分           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち報告をいたします。ただいままでの出席議員数は15名であります。日程はお手元に配付いたしました。           ────────────────────── △日程第 1      一般質問伊藤浩平 議長  一般質問を続行いたします。牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) 議場の皆さん、かりんちゃんねるを御覧の皆さん、おはようございます。お忙しい中傍聴席にお越しの皆さん、ありがとうございました。議席番号2番、牛山智明でございます。最終日最初一般質問をさせていただきます。  本日の質問項目は4項目であります。1.コロナ禍の対応について。2.鳥獣被害について。3.家庭用生ごみについて。4.家庭用蓄電池について。以上4項目であります。どうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、コロナ禍の対応について。市長メッセージについてです。新型コロナウイルス感染症にこの6か月間、先の見えない不安、いらいら、3密、自粛と、市民、職員は疲弊しています。また、市長は幾度かメッセージを送っていただいています。市長のメッセージは大きな心の支え、安心感・安全感に大きな力になっています。  既に幾つか出ておりますが、8月29日にもメッセージが出されております。今朝の新聞では、警戒レベル3ということで諏訪圏域がレベル3になりました。まだまだ続く新型コロナ感染症、今後どのような内容のメッセージを送っていただけるのかお伺いいたします。  後は質問席にてお伺いいたします。 ○伊藤浩平 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  おはようございます。コロナウイルス感染症に対する市長メッセージということで御質問をいただきました。本年1月の半ばに日本に感染症の第1号が発症してから7か月、諏訪管内で発症者が確認された4月4日から5か月が経過をいたしました。本当に長きにわたる感染症への対応に、市民の皆さん、特に医療・介護、保育等、大変な欠かせない業務に携わっていてくださる皆さんをはじめ、各事業所、お一人お一人の市民の皆様にも協力をいただき、努力をいただいていることに感謝を申し上げます。  そうした中ですけれども、昨日、諏訪管内、ここ連日5日間で7人という感染者が確認をされたことによりまして、その他状況把握をしながら警戒レベルが3に引き上げられました。そのことによりまして、本日も市長メッセージをホームページ上で発信いたしますと同時に、職員向けにもメッセージを出すことといたしております。  こうした自然災害、人の手に負えない地震ですとか、大型の台風ですとか、感染症といった災害に巡り会ったときに、やはりそれを阻止する力は一人一人の人間にはないのでありまして、この環境を一旦受け止め、事実を受け入れた上で、自分の命と生活を守るために自分ができることは何か、どのように対応していけばいいかということにまず専念することが大事だと思います。  そして、議員からは市の職員に対しましても御心配をいただきまして、ありがとうございます。本当に役所といたしましても異例続きの年度を迎えておりまして、職員にとっては予定した事業はできず、中止、延期あるいは組替え、また新たな事業を補正予算として組み立てて、予算を執行していくという手続の連続でございまして、それでも力を合わせて頑張ってきてくれていると、私からは市民と同時に感謝を申し上げたいと思います。  そうしたときに、どんなメッセージを出そうかということですけれども、恐怖や不安に駆られますと、とかく他者を攻撃したり非難したりしたい気持ちになりがちなのは、人間誰しも同じ気持ちになることはあると思います。そうした中にあっても、気づきをもってお互いにそうした状況を認め合い、励まし合って、またそれぞれ頑張ってくださっていることに感謝する気持ちを持って、自分のテリトリーの中でできることに努めること、この協力体制がこのストレスを解消し、一緒に頑張っていこうという意欲につながって何とかこの局面を乗り越えるパワーになっていくのではないかと思っております。  相田みつをさんの言葉に、「「のに」がつくとぐちが出る」というのがあります。こんなにやったのにとか、こうするはずだったのにの「のに」です。「のに」という言葉がつくと愚痴になるというのがありますけれども、そうした言葉もこうした時代をかみしめたりしながら一緒に協力し合って、励まし合って乗り切りたいと思っているところでございますので、今後とも御協力、御理解のほどよろしくお願いいたします。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。市長のメッセージは皆の力になるので、ぜひお願いしたいということです。  諏訪圏域がレベル3ということで引き上げられたのですが、広域での検討とか合わせとか、何か対応する内容があったのかどうかお聞きしたいと思います。すみません。 ○伊藤浩平 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  諏訪管内諏訪地域6市町村になりますが、このレベルを引き上げるに当たっては、県知事から、私が広域連合長ということもありまして電話で会談をさせていただきました。  やはり市町村ごとの発表に変わっておりますけれども、我々この地域の行動半径は共有しておりまして、感染症がこの地域でどこでどういうふうに拡大するかは共同責任だと思いますので、了解をいたしました上で、副広域連合長であります5市町村の首長の皆さんには、その旨をお知らせいたしております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) 市長のメッセージは、都度そういう状況下においていろんな場面が出てくると思いますが、時期折々、市長のメッセージが必要と私は思いますので、これからもよろしくお願いいたします。  続いて、職員へのメンタルヘルス対策、あるいはストレスチェックはどのようにされているのかお伺いしたいと思います。 ○伊藤浩平 議長  総務課長三村伸彦 総務課長  職員へのメンタルヘルス対策等についての御質問でございます。新型コロナウイルスが全国的に蔓延し始めました春先頃は、まだウイルスに対する知識ですとか知見が少なかったこともございまして、明らかな風邪症状にまで至らなくても、ちょっと過敏に反応して怖がっている職員が何名かいたと聞いてございます。ただ、それに起因しましてメンタル不調にまで至った者はございません。  職員のメンタルヘルス向上のためには、コロナ禍には関係なく、ふだんから一人一人の意識の向上ですとか良好な人間関係、風通しのよい職場づくり等を行い、メンタル不調にならないよう予防することが大切と考えてございます。  まずメンタルヘルス対策でございますけれども、相談窓口としまして、外部のメンタルヘルスアドバイザー2名に依頼をいたしまして、月4回市役所に来ていただいてございます。希望者に対してカウンセリングを実施しております。また、職員の中でも庁内相談員を置きまして、気軽に相談できる体制をつくっているところでございます。また、メンタルヘルスの研修を実施しまして、職員全体への正しい知識の普及ですとか意識の向上に努めております。  続いて、ストレスチェックでございますけれども、職員の自身のストレスに対する気づきとセルフケアの促進を目的としまして、ストレスチェックを実施しているところでございます。これまでは正規職員を対象として行ってきましたけれども、今年度より一定の会計年度任用職員にも対象を拡大し実施する予定でございます。  また、昨年度から受検者を対象に結果の説明会を開催してございます。高ストレス者に対しましては、産業医ですとかメンタルヘルスアドバイザーなどとの面談を希望により行っております。こういった結果として、高ストレス者は年々減少傾向となっているところでございます。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) 完璧とは言いませんが、かなりの精度でやっていただいていることが分かりました。  私もこのストレスチェックを30項目やってみたんですが、結果は軽いストレス症状に注意しましょうと。実は自分はそんなにと思ったんですが、意外とあるんだなということが分かりました。その結果、すぐ休養を取れば回復する段階です。自分に合ったストレス解消を実行して、ストレス解消に努めましょうという結果でございました。ぜひ皆さんも、もちろん職員の皆さんやっていると思いますけれども、時折こういう形でやってみたらどうかなと思います。  心理学的に一番問題なのは、状況が落ち着いた頃がくっと調子を崩す人が増えているようです。ストレスの蓄積によりいらいら、不機嫌、無気力といった形で出てくるとのことです。  いつ終息するか分からない新型コロナ感染症、ほっとしたときに注意が必要だと言われています。ほっとできるときが来ればいいですが、そういうことで特に管理監督者の皆さんは注意をお願いできればと思っています。  続いて、緊急対策組織について。ここで緊急事態宣言が解消後、諏訪市新型コロナウイルス感染症対策本部に移行されたわけですが、長期にわたり対策運営することは過去になかったかと思います。十分機能されてきたかどうかということと、この組織は今後見直す考えはあるのか、以上2件についてお伺いいたします。 ○伊藤浩平 議長  企画部長木島清彦 企画部長  それでは、新型コロナウイルスの感染症に対応するということで、諏訪市におきましては、インフルエンザの対策本部をつくって対応してきておるという中で、本当にこれまでにも増して、この半年間くらいの中で二十数回、30回近い会議を持って対応してきておりまして、常に情報共有しながら、またそれぞれの考えなんかも出しながら対応してきているところでありまして、今のところ何とか順調に取組は進められてきているのかなという感覚であります。  また、具体的な取組としまして、特別定額給付金チームでありますとか事業者の対応チーム、それらのチームをその中にさらにつくって対応してきました。状況なんかを簡単に申し上げますと、5月、6月の繁忙期においては、受付処理ですとか市民からの問合せが非常に殺到しまして、とても対策チームだけでは対応できない状況がしばらくは続いていたわけでありますけれども、申請書の封入だとか、システムの入力ですとか様々な業務、職員間の協力を受けまして、延べ数百人にわたる協力を得ながら事務を進めてくることができました。  全国的にはこういった事務の中で、給付金なんかも給付の遅れですとか様々な事象があったと報道されているところでありますけれども、諏訪市においては、チームの中で4月に入った新人の職員からベテランの職員まで、非常に意欲的な職員のコミュニケーションがよく取れまして、大きなミスもトラブルもなく無事に市民の方々に大方給付することができたのかなという印象でございます。特定の給付金チームとそれから事業者支援チーム、共に十分適切に機能を果たしてきているのかなという印象でおります。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) 非常にコミュニケーションが取れてよかったということで、一ついいことだったのかなと私は思います。これから先ウイルスが蔓延する可能性もあります。確実な情報の下に必要な対策、必要な情報公開をお願いしたいと思います。  続いて、各部門の現在までの職員の対応内容・応援・時間・期間・休日、それから問い合わせ内容、今後の対応について、以上3件についてお伺いいたします。 ○伊藤浩平 議長  副市長 ◎渡辺高秀 副市長  全体に関わるお尋ね、職員の対応状況、問合せの状況等でございます。部局別に主だったものを順次お答えさせていただければと思います。また応援等につきましては、庁内全体で取り組んでいるものでございますので、まとめて御答弁をしたいと思います。  まずは総務部でございます。こちらは職員に対する感染防止対策健康管理等の徹底を担ってきているところでございますが、それ以外にも税務の関係を所管しておりまして、コロナ禍で影響を受けた納税者の皆さんの相談に対応してきているところでございます。  具体的な問合せ件数等につきましては、7月末までで徴収猶予をした件数を含む納税相談、これが234件、特に納税相談につきましては177件ございまして、主な意見はやはり収入の減少による相談というものが多かったところでございます。  また、総務部の今後の対応でございますが、税関係につきましては、やはりこの制度の周知をしっかりきめ細かく対応していくこと。そして庁舎管理職員管理を担っているところでございます。来庁する市民の皆さん、職員の感染防止感染予防を徹底的に進めまして、快適な職場環境、こういったものを整備していくところでございます。  それから企画部でございます。こちらには危機管理室の所管が入ってございまして、新型コロナウイルス感染症対策本部の事務局をやってございます。これまで法律に基づくもの8回、任意で今日を含めまして21回と、計29回本部会議等を進めてきたところでございます。そういった意味で、通常の大雨等の災害の警戒配備に加えまして、このコロナ対応でも休日出勤等を数日間にわたってしていただいて、市民の啓発等に取り組んできていただいたところでございます。  それから、企画政策の関係については、先ほども話のございました特別定額給付金対策チームとして、また財政課については、新型コロナウイルスの今回の対応で経済対策第5弾まで打っております。その都度補正という対応、また部局間調整、査定、それから資料作りと、加えて財源調整等を含めて対応いただいたところでございます。  それから、地域戦略男女共同参画課ですが、こちらについては区との連携が欠かせない今回の関係の中で、予防対策等の依頼、情報提供、これもこれまで5回定期的に行ってきたところでございます。こちらの問合せ等の関係でございます。感染者が出るにつけ情報提供の要望であったりとか、感染者に対しての御意見等多岐にわたってその都度きめ細かく対応してきたところでございます。  今後の対応といたしましては、そういったものと併せて対応が長期化する中では、特に財源の関係、事業見直しを含めてこういった財源の確保への対応、そして引き続き継続して各区の皆さんへ迅速な情報提供、適切な協力依頼を進めてまいります。  続いて市民部でございます。こちらについては、子育て世帯への臨時特別給付金の関係、そのほか消費生活センターの機能も担ってございます。相談件数が4月から8月20日までですが、137件、前年同期と比べても十数件増えている状況でございまして、新型コロナウイルスの関係でも、例えば特別定額給付金不審電話の関係、衛生用品高額販売、こういった相談も新たに出てきているところでございます。そのほか国民健康保険税の減免、後期高齢者医療保険料、それから国民健康保険傷病手当等の関係、問合せも50件を超えるものが来て、その都度減免対応等も該当するものについては御相談に対応させていただいているところでございます。  あとほかに生活環境課の部分、こちらも緊急事態宣言のときに、自粛期間中の燃やすごみとか大型可燃物分別方法等の問合せが大幅に増加して、日によっては20件を超える問合せに対応してきたところでございます。また大型可燃物受入業者、非常に混雑が発生をしまして、そういった受付場所等の変更も対応したところでございます。  今後の対応でございますけれども、特に市民課の窓口は市民の皆さんが大勢来庁いたします。しっかり感染予防対策、こちらを継続していくこと。それから各種申請手続サービス低下にならないよう、また感染予防も含めて郵送等の手続も周知するなど、工夫を図って対応してまいりたいと考えてございます。  それから健康福祉部でございますが、生活困窮、子供、高齢者、健診等、コロナ禍にあって相談対応等も多岐、複雑にわたっているところでございます。まずは、やはり民生児童委員協議会赤十字奉仕団、それから保護司会等の皆さんとしっかり連絡調整、こういった調整を事あるごとに対応してまいりました。  特に問合せ等の関係については、生活困窮者自立支援事業の関係で昨日も御答弁させていただきましたが、住居確保給付金申請の受付また生活相談の対応をしているところでございます。  また、高齢者の関係につきましては、コロナへの注意喚起またフレイル予防、それから問合せ等の中には、やはり高齢者世帯へのマスクの配布というお話も多々いただきました。国・県から配布された布マスク等、要支援者、事業者へ配布したことをお知らせするなど、説明にも対応してきたところでございます。
     また、あと子供の関係でございます。蓼科保養学園は、第1期については休園をいたしましたが、その都度何度となく感染予防対策、専門家の御意見も聞きながら会議を繰り返し、8月9日からは再開ができたところでございます。  また加えて、やはり登園自粛であったりとか学校休業という中で、継続的な支援が必要な御家庭について、もともと抱えていた課題、問題が悪化をして支援したケース、こういった強化をしたケース、こんなものもございました。  それから、健康推進の関係でいきますと、6市町村と共同で、また県とかなり調整を行いまして、諏訪圏域地域外来検査センターを開設し、また問合せ等につきましては、健診がなかなかこういう中で予定どおりできるのかという問合せも数十件頂戴し、加えてまた実際健診の際には検温を行ったりとか消毒を行ったりとか、かなりそういったところにしっかり対応してきたというところでございます。  また、特に乳幼児健診の関係、3密を避けた実施方法などを検討し、やはりどうしても消毒であったりとか案内とか、今までとは違う形で対応しなきゃいけない中で、スタッフが不足する中ではありましたが、全員で協力しながら乗り切ってきているところでございます。  経済部の関係ですけれども、こちらについては5月11日から6月17日まで、事業者緊急支援チーム、これを第1次として立ち上げまして、制度資金等の窓口を設置し、またゴールデンウイーク中もホットライン等を開設したところでございます。問合せ等につきましては、事業者緊急支援チーム第1次で445件の御相談をいただきました。こういったものについて、電話等も含めてになりますけれども、そういった内容にそれぞれ事業内容相談内容に応じた対応を図ってきてございますし、また観光課の関係でいきますと、湖上花火大会の開催等の問合せ等も100件程度いただいているところでございます。  今後の対応といたしましては、昨日、事業者緊急支援チームの第2次を開設いたしました。こういったところ、個人、法人合わせて1,500社ほど見込んでございますので、対応を進めてまいります。  それから、建設部でございますけれども、地元説明会などの開催に当たって、会場での3密回避、それからマレットゴルフ場であったりとか足湯などの公園施設も管理しております。利用に当たっての注意、看板設置、指導等も行ってきているところでございます。  今後の対応としては、引き続き工事等は円滑に進めていかなければならない中で、ガイドライン等による現場等の感染防止、それから公園等の適切な管理に努めてまいります。  それから、水道局の関係でございますけれども、きのうも温泉料金等の減免等御答弁申し上げましたが、こういったものについて18件の対応、加えて水道料金等の支払いについて、現時点で27件の御相談をいただいておりまして、徴収猶予、分納、納期延長等を実施しているところでございます。  それから、教育委員会でございます。教育委員会につきましては、3月の全国一斉の小中学校の臨時休業の対応に加えまして、入学式、始業式、その後の再度の臨時休業、6月から学校再開社会教育施設等の再開ということで、大変課題も多く、様々な点に配慮いただきながら教育委員会全体で子供、保護者の皆さんに寄り添った対応をしてきていただいているところでございます。  問合せ等につきましては、やはり4月の初旬に管内で感染者が確認された際に、不安を覚える市民の皆様から御意見をいただく場面が多々ございました。こういったものについて、説明にしっかり御理解いただくよう対応してきたところでございます。  以上8部門でございますが、そのほか応援等全庁的な対応については、定額給付金、先ほど企画部長からも少し御答弁申し上げましたけれども、様々な部局から応援をいただきました。定額給付金のチームについては、正規・会計年度任用職員合わせて19名、発送・開封等の作業ではそれぞれ100名を超える職員が協力をして進めてきたところでございます。  また、事業者緊急支援チームにつきましても、こちらも経験者などそういった職員を集めまして、十数名でそれぞれ、今回の2次につきましても、今は5階に窓口を設けてございますが、そこへ全員詰めていただいて対応いただいているところでございます。  それから、やはり今回周知の関係で必要な部分は、「広報すわ」、ホームページ、こういった啓発についても全庁的に対応してきたところでございます。  以上、主なもの一部を申し上げさせていただきました。なかなか未知のウイルスに対して苦慮する点、課題も多々ございましたけれども、庁内全ての部署で部局長また所属長の下、職員一人一人がこれまでの経験、知識、こういったものをしっかり生かして、昼夜を問わず相談、各種対策に全力で取り組んできたところでございます。引き続き議員各位の御理解、御協力をいただきながら、この難局を乗り切るべく庁内一丸となって取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。聞くところによると、今、副市長の言われた答弁書はA4で18枚と聞いています。時間があれば全て詳しく答弁していただくところでございますが、時間がないので、誠に申し訳ないと思っています。  ちなみに、何か部長も応援体制のメンバーに入ったというお話をちょっと聞いたんですが、どのような仕事に、仕事というか応援をされたのか、もし分かればお願いしたいと思います。 ○伊藤浩平 議長  企画部長木島清彦 企画部長  職員、全庁的に御協力をいただいたわけですけれども、特に定額給付金の通知書の封入作業、それから来た申請書類を開けたりまた整理したり、そういう非常に単純作業ではありましたけれども、もう日々職員が忙しい中、部局長たちが結構率先して大会議室に来ていただきまして、本当に一緒になって手伝っていただきました。本当にありがとうございました。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) 非常にいいことだと思います。これからもそういう場面では部長も一緒になってお願いしたいと思います。それぞれの部門で応援や対応等していただき感謝申し上げます。  長期にわたる新型コロナ感染症、これは大きな災害です。中には仕事だから当たり前と言う人もおりますが、感謝の気持ちを持たなければいけないと私は思います。先ほど市長からも感謝という言葉をいただいておりますが、また持つことが職員の皆さんのやりがいや意欲につながると思います。これから長丁場になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  続いて、コロナ対策としてのインフルエンザワクチンについては、代表質問で高木議員がされておりますので、重複しますので質問しませんが、健康福祉部長の答弁の中で、ワクチンが不足するかもしれないという答弁がありましたが、これに対する対応措置、あるいは何かあるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○伊藤浩平 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  ありがとうございます。インフルエンザワクチンの不足について、一昨年はシーズンを通じての予定数量は満たしていたのですが、前半に接種を希望される方が集中したために、一時的な不足が生じたことがございました。今シーズン、当年度につきまして、8月25日の厚労大臣の記者発表におきます予定数量は6,300万人分を用意したいということで報道がなされたところでございます。ちなみに昨シーズンが2,951万本、これは本数なので、数量もかなり拡充して、充足をして用意をしていきたいというのが国の方針と考えております。  そうした中、8月26日の厚労省の専門部会におきまして、感染した場合に重症化が予想される方々、また医療を担う方々を優先的に接種を行うということで一つの方向が示されました。10月前半からは予防接種法に基づく定期接種対象者、こちらは65歳以上の高齢者の方々。そして10月の後半からは医療従事者あるいは65歳未満であっても基礎疾患を有する方、あるいは妊婦、乳幼児から小学校の低学年まで。日本感染症学会の提案に基づいて、そうした方々を優先的にスタートしていきましょうという方向も示されています。  インフルエンザにつきましては、特に新型コロナの症状と酷似していることから、医療関係の現場を圧迫しないということで、そうした国の方向も示されているところでございまして、当市といたしましても、市民の皆様にはこの優先順位に従って積極的な接種をお願いしたいと考えているところでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。いずれにしても不足することのないようにちょっと情報を密にしていただいて、お願いをしたいと思います。  続いて、鳥獣被害について。昨年9月にアオサギの被害、駆除について質問させていただきました。今年も私は田植後に1か月間、10日ほどアオサギの数を調査したところ、平均12羽くらい、多いときは18羽くらいいました。少ないときに7羽、時にはシラサギが団体で12羽確認できました。ということで、今年第4工区で駆除されているわけでございますが、駆除作業をした捕獲状況、それからなぜ第4工区なのか、2点についてお伺いしたいと思います。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  それでは、5月に実施しました捕獲状況を先にお伝えしたいと思います。銃による鳥類捕獲ですが、捕獲数はカルガモが34羽、カラス7羽、それからアオサギ2羽という状況でございました。  それから、なぜ捕獲場所が第4工区なのかということでございますが、アオサギにつきましては、本年度から駆除対象となりましたけれども、カルガモやカラスと異なりまして、エリアを限定しまして、安全対策を講じた上で県の捕獲許可を受ける必要があったことから、本年度は試行という位置づけでやらせていただきました。その中で、昨年の調査で豊田より多く生息が見られました湖南地区で実施することといたしました。ちなみに豊田地区では、昨年5月の調査では14羽、湖南地区が17羽ということで、若干湖南地区が多かったということでございます。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。数羽の違いで湖南に行ったということがよく分かりましたので、報告しておきます。  今後の駆除の予定、あるいは他の鳥獣害対策はどのようになっているかお伺いしたいと思います。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  今年の5月のアオサギの生息数調査で、豊田、湖南周辺で確認しましたところ、アオサギの合計数が75羽で、昨年の調査から確認した数がかなり増加しました。この調査では一概に言えませんが、多くの農家からもアオサギの数が増えているという声を聞きますので、第3工区も含めまして実施エリアを拡大する準備を進めたいと思っております。  ほかの鳥獣被害につきましては、従来の鹿の被害に加えて、最近ではCSFいわゆる豚熱ですが、これが陽性のイノシシの発生や、昨年から諏訪市西山地区に出没している猿、またJR上諏訪駅周辺で被害のあるカラスなどが挙げられます。  市としましては、農家や市民の皆様より寄せられた被害状況を基に、県や猟友会等と連携しまして、鳥獣の種類ごと適切な対策を進めてまいります。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。もしいろんな情報がありましたら、広報等で連絡していただければ、被害に遭った方々も何となく納得をするのではないかと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  続いて、家庭用生ごみについてでございますが、燃やすごみについて。7月2日、湖周行政事務組合で令和元年度の燃やすごみの量の報告がありました。報告では、2市1町共に人口減少にもかかわらず前年度より増加しているということでございます。諏訪市の原単位は432.3グラム、昨年より8.1グラム増えているということでございます。  燃やすごみの40%が生ごみ、生ごみの80%が水分と言われています。水分を除去する方法としては、一般的には水切り袋を使用している家庭が多いと思います。ほかには、電気式の処理機とかコンポストがあります。価格は2万円から15万円と差がありますが、諏訪市でも補助金を出していただいております。この処理機のメリットは、重量削減、臭い、小バエとかカラス対策、衛生的によいと、こういうことでございます。  そこで、私がいろいろ調べていたら、水分除去について、埼玉県の本庄市がカインズと協働で水切り袋を開発したと。早速カインズで売っているその水切り袋を買う予定でホームページを見たら、塩尻市のカインズにあることが分かり購入しました。これはちょっと見づらいかもしれない。三角コーナーを使わずに、このままこうやって置ける。たまったら最後にここできゅっと締める、そうすると水が落ちると、こういうもので、多分使っていない人はよく分からないかもしれません。女性は多分分かると思う、市長は分かると思いますけれども、これが一つありました。  それから、これは本庄市で開発したものですが、このほかに調べてみたらいろいろ優れものがありまして、その中では、これがいいかなというのが。これはこちらと同じように三角コーナーは要らなくて、ここにテープがついていまして、流し台のところにぴたっと貼り付けられる。非常にいいかなと思います。  もう一つは、これは生活環境課の樫尾課長が私にこれはどうですかということで、これは紙製で穴が空いています。これを紹介していただいて、これはちょっとまだ使っていないです。本庄市のこれが1枚8円、これが10円、これがなぜか15円ということで。実はこの水切り袋を議会事務局の女性3名と私の知人3名で使っていただきました。  結果、非常に水切りがよくて、水がいつも切れていますので臭いとかは本当に半減します。これを使うとCO2の削減だとかいろいろできます。本庄市の経済環境部環境推進課環境衛生係、長い職場ですが、この山田さんという方にお聞きしたら、この開発する過程でカインズ3名と職場の人、女性が2名、男性1名で開発というか創ったということでございます。これは第2弾だそうです。第1弾はちょっと分かりませんが。  ということで、本庄市はこれを使うことによって年間189トン水を取り除けるということでございます。この一つの袋で5ミリリットル、ちょっと小さくてよく分かりませんが。本庄市の世帯数が約3.4万世帯、人口が約7.8万人。諏訪市の世帯数が約2.2万世帯、人口約4.9万人ということでいきますと、諏訪市で使うと年間約112トンの減少ができそうだと。令和元年度の諏訪市の家庭系燃やすごみの量が7,843トン。1.4%減量できることになると私は読んでいます。ということで、ちょっと時間があれなので早速質問に行きます。  この袋への補助金は出ないでしょうかということで、一つ問題は、このまま黄色いごみ袋に捨てられないので、もう1個袋を用意して、レジ袋なんかに皆さん入れていると思うんです。ですので、もう1個これが入れられる袋をつけて補助金を出していただけないかというのが一つです。  また、これを機に水切りプロジェクトをつくって、行政、市民の水切りを創ったらどうかと思っています。たまたま小松議員が特許を会社でずっとやられておりますので、もしうまくいったら特許を出して、水切り袋を売ったりしたらどうかと考えております。  ということで、これを使うことによって意識改革になって、水分が取り除けるんじゃないかと思いますが、以上2点についてお伺いいたします。 ○伊藤浩平 議長  市民部長 ◎花岡光昭 市民部長  議員御指摘のとおり、生ごみの水切りは非常に燃やすごみの減量化にとっては重要なことになってまいります。燃やすごみの減量化にもつながります。また、こうした水切りをしていただく、それからあわせて生ごみを出さないという工夫も必要ということで考えております。食材を買い過ぎない、最後まで使い切る、食べ残さない。そうしたことも非常に意識していただくことが重要と思っております。  議員に御提案いただいた水切り袋の補助でございますけれども、水切り袋または水切りネットは、様々な種類、価格のものが市販をされておりまして、先ほどそちら一番安いもので1枚8円というお話もございましたけれども、いわゆる100円ショップなどへ行っていただきますと、30枚とか50枚入って税込みで110円というものもございますので、特定の水切り袋であったり水切り袋全般の購入に対して補助をするというのは考えておりません。  ただ、水切りは大変重要なごみ減量施策でございますので、今後もイベント等のときに、先ほど茶色い袋をお出しいただきましたが、そうした袋を配布して、また出前講座などでも重要性の周知に十分努めていきたいと考えております。  それから、プロジェクトの推進でございますけれども、こちらも、どうしても市で例えば袋を作るということになると、市販のものよりもかなり価格的には高いものになってしまいます。ぜひ市販のものも安価なものが多数ありますので使っていただいて、まずはどの袋を使うかが重要ではなくて、どんな方法でもいいので水切りをしっかりしていただくという意識、これを市民の中で高めていただくことが重要だと思います。  今後も市民環境団体と協働して、今年は中止になりましたけれども、環境フェア等で水切り袋の無料配布を行って、市民へ周知をしていく。また、先ほども少し触れましたが、生ごみを極力出さない、エコクッキングの取組も強化していく必要があると考えているところでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。  続いて、生ごみの処理機の補助金の関係でございますが、今はハイブリッド式、乾燥式、バイオ式、コンポ式と4種類くらいあるのですが、この補助金が今は上限4万円ということです。この中でハイブリッド式が一番手間とか掃除とかをやらなくていいのですが、値段が十何万円ということで高くなっちゃうということで、今の4万円の補助金を半額補助くらいに変えていただけないかということでございますが、いかがでしょうか。 ○伊藤浩平 議長  市民部長 ◎花岡光昭 市民部長  諏訪市の生ごみ堆肥化容器等設置補助金でございますけれども、平成6年3月から実施しておりまして、現在の補助率は対象経費の3分の2以内で上限4万円でございます。この上限4万円という金額は、県の中でもかなり高水準な金額になっております。  ただ、来年4月から家庭系燃やすごみの有料化がスタートするに当たりまして、その手数料収入の使途としてこの補助金の拡充をしまして、今も高いわけですけれども、さらに県下でも高水準の補助率となるように検討を進めているところでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) すぐにはどうこうできないと思いますので、将来ここ一、二年の間に何かしていただければありがたいなと思っています。  続いて、家庭用の蓄電池についてでございます。この補助金についてお伺いしたいと思います。メリット、デメリットいろいろあるんですが、時間が迫っておりますので、蓄電池の補助金の考えと、それからビークル・ツー・ホームシステム、何しろ英語がいっぱい出てきてよく分からない、電気自動車の蓄電池使用の補助金というこの2点についてお伺いしたいと思います。 ○伊藤浩平 議長  市民部長 ◎花岡光昭 市民部長  まず家庭用の蓄電池の補助でございますが、現在うちでは行っておりませんで、国・県の補助制度がございますので、問合せありましたらそちらを御紹介しておりますが、どちらも太陽光発電設備に連結することが要件になっております。当市は令和3年度に地球温暖化対策実行計画が最終年度となりまして、令和4年度から環境基本計画に併合して見直しを行います。その中で新たな補助メニューとして検討をしていってみたいと思っております。  それから、ビークル・ツー・ホームシステムですけれども、電気自動車、EV、PHV、PHEVというものです。こちらに蓄えた電気を家で使う際に、電気自動車側と家側の分電盤をつなぐのに必要となるシステムでございます。今のところ、こうした補助制度を持っているところは県内ではございません。何分この電気自動車の普及率がまだ1%以下です。7車種あります。でございますので、まずはこれの普及が拡大していくのが重要かと思っております。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  牛山智明議員 ◆2番(牛山智明議員) ありがとうございました。ここ一、二年で今の件について対応していただければありがたいなと思っております。そこに期待して本日の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) こんにちは。9月定例会最後の一般質問です。本日は、コロナ対応、特に諏訪市の製造業に関して質問したいと思っています。  国内では、新型コロナ第2波が到来しています。首都圏では7月末から8月頭くらいがピークと言われ、現在若干減少しております。しかし、長野県など地方では、盆休みの人の移動などにより感染者が急増しています。先ほどもお話があったように、県も1日、諏訪圏域を感染警戒レベル3、圏域蔓延期と引き上げました。  地球規模では、6月定例会当時、WHO発表で1日11万人から12万人であった新規感染者が、最近では1日30万人近くとなっています。8月31日は26万4,107名でした。この数字は、新興国やアフリカ諸国及び無症状感染者は十分に反映されていないと言われています。現在、地球規模の人の移動がストップしています。6月、7月の訪日者は対前年比99.9%減の約3,000人です。経済を回すため、外国との人の移動が開始されると第3波、第4波が想定されます。有効な治療薬及びワクチンが開発され、世界規模の集団免疫ができるまでこのコロナ騒動は続きます。  先ほども申しましたように、今回は製造業について質問させていただきます。製造業は諏訪市の基幹産業と言われています。諏訪市はかつて東洋のスイスと言われ、時計、カメラを中心に精密機械工場が数多く立地していました。しかし、近年諏訪市の製造業は元気がない状態です。令和2年2月、長野県公表の2019年工業統計調査によると、諏訪市は製造品出荷額の市町村上位20位からついに転落しました。また、県の10ある広域行政区ごとの製造品出荷額対前年増減を見ますと、諏訪地方のみ対前年比マイナス78億円です。  令和2年3月発行の諏訪地方統計要覧によると、平成30年の諏訪地方の工業事業所数は797事業所、従業員数は2万7,418人です。諏訪市は176事業所、従業員数4,999人です。  平成23年と比較すると、茅野市は、事業所、従業員数共に増加しています。岡谷市、下諏訪町、原村は事業所数は減っていますが、従業者数は増加しています。諏訪市と富士見町は、事業所、従業員数は共に減少しています。全体的な印象ですと、諏訪市の凋落ぶりが目立ちます。さらに、今回の新型コロナ騒動により、諏訪市の製造業は非常に大きな痛手を受けています。  そこで、質問です。8月初めに諏訪市と諏訪商工会議所は市内製造業60社を対象に、4月から6月期の工業景況調査の結果をまとめ、発表しました。その調査結果については、共産党諏訪市議員団の代表質問で一部が説明されました。4月から6月は売上げが横ばい、自動車関連は出荷が減少しているということでした。調査結果について、重複を避けもう少し詳しく説明ください。  また、今回の調査においては60社が抽出されております。諏訪市の工業事業所数は176社です。抽出された60社の概要についても御説明ください。  以降の質問は質問席で実施します。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  では、初めに御質問いただきました工業景況調査の4月から6月の状況について、主な部門ごと結果についてお答えいたします。議員おっしゃるとおり、自動車部品部門につきましては、日本共産党諏訪市議員団廻本議員へも申し上げたとおり、大手メーカーの生産縮小に伴う受注が大幅に減少しているという状況であります。  次に半導体・電子部品関係は、学校授業やキャッシュレス決済用のタブレットパソコン、この需要が高まっていることや5G関連機器の普及から堅調に推移しています。また、医療機器分野でも人工呼吸器部品等に積極的な動きがあるようです。  工作機器部門では、相対的に受注が低調に推移しています。不況になり、製造業の設備投資が先送りにされることの影響を受けており、特に省力化機器は遅れて影響が出てくることや、6月まで営業活動が停滞し、新規受注が取れていないことに起因しまして、来期以降厳しくなることが予想されます。  光学・計器部門では、相対的に業況は減少傾向にありますが、半導体製造装置関係の光学部品の受注は堅調になってきています。  最後にゴム部門ですが、引き続き普通車、軽自動車、トラック、バスの各種部品が低調な動きを示しております。  次に、御質問の二つ目の調査対象の事業者の抽出でございます。平成6年度より本格的な工業景況調査を実施していますが、調査をスタートするに当たりまして、市内製造業のうち従業員5人以上250人以下の60社を抽出しまして、事業者の同意を得て進めております。事業者の申出がない限り、同じ企業からの情報提供を受けて実施しているということでございます。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員
    ◆6番(小松孝一郎議員) どうもありがとうございました。4月から6月の部分もいろんな調査会社から様々なデータが出ています。帝国データバンクであったりとか、この諏訪地方ですと諏訪信金が諏訪地方経済概況速報を毎月発行しています。やはり4月から6月がかなり厳しい状態になっています。それ以降コロナの第2波が出ております。  昨日、信金から出されている内容なんですが、7月の概況について、1か月遅れで8月31日に諏訪市の景気動向という形で発行されました。そのような形でいろんなところから経済調査が出されています。  そこで質問ですが、諏訪地方6市町村の経済状況について、これら信金の諏訪地方経済概況速報等を含めた部分での製造業の7月末時点の状況について、市はどのように考えているのかお聞かせください。  また、先ほどの4月から6月の工業景況調査は、新型コロナの第1波が一旦収まりかけた状態でした。その後、7月から新規感染が増加傾向になっています。7月以降の市内製造業の状況を含めて御回答ください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  議員おっしゃる、諏訪信用金庫から同じく昨日頂きました7月末時点の製造業の業況ですが、3か月前との比較で14.9%の企業が好転し、58.7%の企業が悪化したとしております。仕事量が徐々に回復しているという企業の一方で、コロナ禍の影響はこれから大きくなると見る企業がありまして、取引先の動向の不明瞭感、それから先行きの不安感を感じる企業が多いという現れであるのかなと思われます。  それから、7月以降の状況ということでお答えします。7月初旬は感染者も落ち着き、経済回復に期待する声が大きかったのですが、御承知のとおり7月中下旬からの感染の拡大に伴いまして状況が変わってきております。一部の自動車メーカー関連企業の持ち直しはありましたけれども、機械設備関係、自動車関係以外の多くの業種は、この影響がどう影響してくるか先行き不透明であります。  感染症拡大以降、低利・無利息等の融資制度、それから雇用調整助成金、持続化給付金等支援によりまして、現時点では大量解雇等が生じたという情報は得ていませんが、この状況が長期化した場合、第3四半期以降は企業経営に大きな影響が出てくると市としては予想しております。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) 全体的にかなり厳しい状態になっています。特に今回は製造業について焦点を絞って進めていきたいのですが、製造業については、やはりこの8月に出された景況判断指数、いわゆるDIというやつなんですが、これを見ますとかなり低下しております。悪化しております。ちなみに、帝国データバンクが8月14日、長野県の企業情報を発表した中に、7月の倒産負債1,000万円以上が8件ございまして、その8件の内訳は、製造業が1件、サービス業4件、その他3件という形になっております。  製造業は、やはり観光業それとサービス業、宿泊業等に比べると、全体として見えにくい状態になっているのかなと思います。製造業に目を向けていろんな経済対策を取っていくことが重要かなと思われます。  続きまして、通告では観光業への新型コロナの影響という形で通告しましたが、本内容については何人かの議員が質問しています。そのため、重複を避け質問を省略いたします。  続きまして、諏訪市の雇用環境について質問します。製造業は受発注が落ち込み、生産調整のため一時帰休や派遣社員、パートなどの自宅待機の話をよく聞きます。諏訪市の雇用状況も大分厳しくなってきています。市が把握している雇用状況、有効求人倍率、一時帰休などの状況について御説明ください。なお、昨日も同様の質問がございましたので、重複を避け説明のほどよろしくお願いいたします。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  長野労働局が9月1日、昨日ですが、発表しました諏訪公共職業安定所管内の7月の有効求人倍率です。これが1.03倍で、昨年7月と比較しまして0.47ポイント下落という低水準でありまして、感染症の影響で経済、社会活動が停滞したことによる悪化と考えられます。  雇用情勢ですが、求人が求職を上回っていますが、弱い動きになっているとのことで、6月の雇用情勢と変わりがありませんでした。  先ほどの景況調査によります聞き取りでは、一時帰休による調整もしくは検討しているといった企業は全体の約6割以上に当たりまして、非常に苦しい状態が続いているということを聞き取っております。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) ありがとうございました。7月が対前年比で非常に大きく下がっていますが、6月も有効求人倍率が諏訪地方で1.05、対前年比マイナス0.49になっています。求人倍率が0.5下回るということは非常に大きなことです。目に見えないところで様々な被害が出ているという形になろうかと思います。  また、ちなみに厚労省が8月21日、コロナ関係の全国解雇、雇い止めを発表しました。また昨日、同様に全国の解雇、雇い止め等を発表しました。これによると、8月21日の段階では、解雇、雇い止めが4万8,206人、業種では製造業が最多で7,575人、次いで宿泊6,985人、飲食6,876人となっております。  9月1日の段階では、雇い止めは5万326人、製造業がやはり最多で7,918人、次いで宿泊、飲食となっております。  そこで、今回の新型コロナ騒動により、先ほど申しましたように製造業がかなり大きな痛手を受けています。観光業や飲食業の疲弊ぶりは来客や宿泊の状況など目に見えます。製造業の疲弊ぶりは、観光業、飲食業と比較して見えにくい内容があり、注意深い観察と調査をしないと分かりません。  市として、諏訪市の製造業に対し今後の見通し、対応をどのように考えているのかお聞かせください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  議員言われるとおり、飲食店等と違いまして、製造業の疲弊は見えにくい部分がありますので、今議会中にお答えしていますとおり企業体へのヒアリング、金融機関からの情報聴取を実施するなど、欠かさず調査を実施していきたいと思っております。  新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、経済、社会ともにデジタル化が大きく進展しまして、人同士の接触が少なくても社会経済活動が成り立つ方向へのシフトが加速していくと考えられています。しかしながら、製品など実物で勝負しなくてはならない製造業は、コロナ禍にあって、この課題にどう向き合っていくかも考えていく必要があると思っております。  工業振興ビジョン2017でも、10年後の諏訪の姿を「確かな技術と絶え間ない革新により、選ばれ続けるものづくり地域SUWA」とし、四つの基本戦略に基づきまして工業振興を実施しているところでございますが、成長し続けるために必要なIoT、AI、ロボットなどの新技術の活用や導入支援が位置づけられておりますので、工業振興審議会で議論を重ねて進めていきたいと考えています。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) 市の工業振興審議会には8月21日、2021年度の事業について市長から諮問があったという形を聞いております。やはり大きな見方で製造業、特にできましたら諏訪市は東洋のスイスと言われ、製造業、特に精密機械工業のメッカでした。諏訪市の中小企業はそれぞれがすばらしい技術を持っています。そのような形を今後育てていく形での努力をお願いしたいと思います。  続きまして、諏訪市の新型コロナ対策の進捗状況、効果についてお聞きします。特に、製造業に対する事業存続に向けての施策、支援を中心に進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  諏訪市は近隣市町村と比較していち早く3月4日に緊急経営対策資金、4月1日に緊急経営借換資金を設けました。これは諏訪市の業者にとって頼もしいものでした。多くの事業者から問合せがあり、8月31日までとしていた取扱期間を令和3年3月31日まで延長し、事業者の資金繰り支援をさらに強化しました。この制度の内容、問合せ状況、執行状況について御説明ください。  なお、昨日も同様の質問があり、4月がピークで、内訳は飲食が27件、サービスが22件。7月は申請が17件、内訳は、製造業8件、飲食ゼロ件、サービス5件と聞いております。この辺の内容について、若干変化があるかと思われますのでお聞かせください。  なお、あわせセーフティネット保証4号、5号についての諏訪市の認定状況について御説明ください。あわせ、セーフティネットの内容についても説明のほどよろしくお願いします。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、融資制度を実施してきました。融資制度の内容について触れさせていただきますと、緊急経営対策資金は資金使途が運転資金で貸付限度額が2,000万円、利率が年1.2%で、利子補給期間が2年間、貸付期間は10年以内、通常の据置期間を3年以内としております。緊急経営借換資金につきましても、資金使途が借換えに限り、ほかの制度内容はおおむね緊急経営対策資金に準拠しております。貸付けの状況につきましては、今まで申し上げてきましたとおりであります。  それから、セーフティネットの問合せでございますが、諏訪市のセーフティネットの認定状況ですが、セーフティネット保証4号、これは直近3か月の売上等20%ダウンということが条件になりますが、この認定件数が311件、それからセーフティネット保証5号、これは同じく5%ダウンという条件ですが219件、それから危機関連保証、15%ダウンが認定件数で41件という状況です。  5月、6月頃にセーフティネット保証認定についての問合せが数多くありましたが、現在では1日に数件程度に落ち着いている状況でございます。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) ありがとうございます。セーフティネット保証は、一般に経済危機等により信用の収れんにより経営の安定に支障が生じている中小企業について、保証限度額の別枠化を行う制度になっていまして、これをするためには、その事業所の住所を管轄する市町村長の認定が必要となっております。やはりこれを見ますと非常に多くの業者が資金繰りに困っていることが見受けられます。やはり新型コロナ対応においては、まず第1として感染を防止する。第2として、現在の生活を維持・継続させるという形が一番大事になってきますので、その辺の資金繰り等については、国・県と協力して今後も進めていっていただきたいと思います。  続きまして、店舗リフォーム等補助金及び新型コロナ対策事業所リフォーム補助金についてお聞きします。第4弾において、従来からあった諏訪市店舗リフォーム等補助金制度、これは当初予算が500万円でした。それの予算を250万円増額しました。そして、新型コロナ対策特別対応分として、対象用途を拡大した新型コロナ対策事業者リフォーム補助金1,300万円を設けました。この制度の内容、問合せ状況、執行状況について説明ください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  9月1日から開始としました事業者リフォーム補助金ですが、店舗リフォーム補助金、コロナ対応分の対象業種を拡大しまして、より多くの事業者を支援していきたいと考えまして、製造業や建設業などの事業所も対象といたしました。  執行状況は今はありませんけれども、8月下旬頃から主に電話での問合せが増えてきておりまして、多くの事業者からの申請が期待されております。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) ありがとうございました。最初の諏訪市の店舗リフォーム補助金等についても、これが新型コロナウイルス対応という形で、換気扇であったり仕切りであったり、従来の対象店舗の中での活用用途が広がりまして、非常に多くの事業者が関心を持っているという話を聞きました。  これ自身は、当初の予算を250万円増額したということなんですが、今回の説明の中で、8月20日段階で70件ほど動いているんじゃなかろうかという話がありました。そうなりますと、これはマックスが1件10万円ですので、それでも700万円。かなり市民の方、事業者が期待していると思われます。リフォーム助成金については、用途拡大して製造業で様々な用途拡大という形が出ているので、非常にいいことかなと思います。今後もその辺のところをさらに進めていっていただきたいと思います。  続きまして、観光誘客推進支援事業について質問します。観光は、6月の長野県ふっこう割、7月のディスカバー信州県民応援割、国のGo To トラベルや諏訪市の観光支援策が数多く打たれています。  諏訪市は、観光宣伝費として6月17日に補正予算(第4号)において、観光協会宣伝事業負担金として900万円を計上しました。これはイベントに600万円、それらの新型コロナ感染防止対応について300万円を用いると説明されました。これは、国のGo To キャンペーンの事業の磨き上げを想定したものだと推定します。これらの進捗状況についてお聞かせください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  6月補正でお認めいただきました諏訪観光協会宣伝事業負担金900万円につきましては、議員おっしゃるとおり、誘客イベントや新型コロナウイルス感染症対策費用として予算化していただきました。  その後、観光協会と検討を重ねる中で、諏訪湖サマーナイト花火の3密対策の経費を負担すること、これを方針といたしましたが、これも残念ながら中止となってしまったため、現時点では不執行の状態にあります。  現在コロナ禍の感染拡大によりまして誘客対策地域が狭まっておりまして、これらを注視しながら、これによる誘客対策を再検討しているところでございます。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) 今回の本会議に上程されています補正予算(第6号)にも誘客推進事業に対する観光協会への負担金として2,000万円が計上されています。トータルとして2,900万円、これらが観光協会における観光宣伝費として使われる形になります。観光は諏訪市の非常に大事な産業でして、従来のいろいろな決算認定等を見た段階とか観光協会のいろんな資料を見ますと、観光は非常に伸び代のある諏訪市にとって大事な産業です。そのような形で支援等されることは結構ですが、やはり製造業等その他の産業とのバランスをもう少し考えていただけたらなと私は考えます。今回の観光に対するいろんな補正に対して反対しているわけじゃないですので、一言意見だけ申し述べさせていただきます。  続きまして、中小企業等の事業継続・事業展開に対する支援について質問します。感染症の影響を受けた事業者及びコロナ禍においても積極的な事業展開を進める事業者を給付制度の新設や各補助金制度の拡充により支援するとして、経営基盤強化事業費140万円増額、研究開発具現化強化事業200万円増額、技術研修・人材育成対策補助金は当初330万円であったものをさらに200万円増額、展示会出展補助金当初予算700万円などがあります。これらの内容、問合せ状況、進捗状況を御説明ください。これらについては、もともと令和2年度で予算化されていたものについて増額という形になっております。現段階でのもともとの予算の執行部分を含めて御回答ください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  8月3日にお認めいただきました事業所支援事業の中で、既決予算に上乗せした事業の今年度分執行状況等を交えてお答えしたいと思います。まず外部人材活用補助金、これにつきましては既決予算40万円に対して、議員おっしゃるとおり140万円を補正しました。それから、展示会出展補助金、これは既決予算のまま補助率、上限額、それから回数を共に拡充したという内容です。  以上の2件につきましては、来年2月末頃実績が上がってきますので、現時点でどれだけ執行があるか、企業が動いているかが不明なんですが、やはり展示会、見本市等が中京地方とかで行われるものも含めまして延期を繰り返している状況がございます。ですので、企業の販路拡大のための商談が実施されるか大変心配な状況であることをちょっと申し上げたいと思っております。  それから、新技術・新製品開発補助金、これは既決予算400万円に対して200万円を補正いただきました。既決分の実績ですけれども、一つ目が非接触オートスプレーの開発、二つ目が二体部品のNC旋盤による一発加工技術というこの二つの開発を提案していただきまして、いずれも開発事業審査委員会で補助認定されております。  こういった例もありまして、コロナ禍を乗り越え製品開発等に前向きにチャレンジする事業者を今後支援するために増額がされたことを市内事業者に広く呼びかけて、これを促していきたいと思っております。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) ありがとうございました。  続きまして、子育て世帯へのすわともポイント引換券の配布について質問します。今回、これは製造業とはちょっと話がずれる内容なんですが、非常に関心を持っていらっしゃる市民の方が何人かいらっしゃいますので、その辺について質問したいと思います。  8月の市議会臨時会において、諏訪市の小中学校の児童・生徒約3,700人にすわともポイント2,000ポイントの引換券を配布する子育て世帯応援ポイント事業負担金791万7,000円が計上されました。子育て世帯への支援、あわせ通貨基金としてのすわともカードの普及、地域の商店の活性化などを目的にしていると考えられ、ある程度評価します。  しかし、すわともカードの周知度、普及率、加盟店の業種や地域等を見ると、小中学生や子育て世帯の活用には幾つかの課題があるのかなと思われます。これは市議会臨時会の総務産業委員会でも質問し、対応を考えるという御回答を当時いただいております。この進め方についてお聞かせください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  この件に総務産業委員会でお答えしたことも記憶に新しいところでございます。議員おっしゃるとおり、すわともカードの加盟店ですが、小中学生が利用できるお店が少なかったり、例えば地域に偏りがあると思っております。加盟店が増加しますように、まちづくり諏訪でも小中学生が使用できるような店舗の加入、これを促していただいています。また、市としましても市内の文房具を扱う店等に出かけまして、今お声がけをしているところでございます。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) ありがとうございます。地域通貨の普及、これ自身も国が出されている新型コロナの経済対応という形で出ていますので、いいことだと思います。ただ、あくまでもその辺の使い勝手等をさらに利便性を上げていっていただきたいと思います。  続きまして、更なる強化策について質問します。諏訪市は精密機械工業の一大集積地として発展してきました。諏訪市の企業は、高い技術力と専門性、そして諏訪人のものづくり気質を持った優秀な従業員を有しています。今は完成品よりか部品、機械要素、製造機器周辺を扱っている会社が多くなっています。このような事業形態は、世の中の経済状況、特に客先の事業計画によって大きく影響されます。コロナ禍の今、まずは事業存続、そして効率化を追求した利益を生み出す事業継続、空いている時間を活用した新事業展開、新製品開発、新規販路開拓、付加価値の追求が大切です。製造業は、企業ごと業種や分野、扱っている製造品が違い、観光、飲食、商業と違い、網羅的な支援をすることは難しいと分かっております。しかし、重要な内容でございます。  製造業に対する今後の支援をどのように考えているのか御説明ください。 ○伊藤浩平 議長  経済部長 ◎中島英司 経済部長  製造業に対する今後の支援ということでございます。大きく言わせていただきますと、経済支援につきましては、事業の継続、それから雇用を守ることでありまして、これが唯一無二だと思っております。  製造業への支援につきましては、従前の答弁と重複しますが、工業振興審議会の委員、それから第一精密工業団地協同組合役員からの現況聴取、それから意見交換、緊急経営対策会議での今後の見通し等のヒアリング、それからハローワーク諏訪との情報共有など、あらゆるリサーチにより刻々と変わる経済状況を把握しまして、今後も必要に応じて事業の継続と雇用を守る緊急経済対策、これを取りまとめたいと思っております。以上です。               〔「議長6番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 議長  小松孝一郎議員 ◆6番(小松孝一郎議員) ありがとうございます。やはり製造業と一口に言ったとしても、それと工業の中の製造業という形にしても、今はそれぞれの業種であったり形態ごとにまるっきり違っています。私は前、会社のときに二、三年部品技術関係で取り扱っている事業の下請けとか、いろんな関連企業の部品・技術及び指導とかそのような形をやったんですが、大きな補助金もしくはそういうものでぼんと出されたとしても、非常に使いにくいものになっているのかなというのが、私一つ感想で持っています。  ちょっと最後の質問のところでその辺をちょっともう少しお話ししたいと思うんですが、通告では、工業メッセの中止対応について質問するとなっておりましたが、本内容については数多くの議員が質問していますので省略します。ただし、工業メッセを見たある人の話だけはちょっと伝えておきたいと思います。  諏訪市の製造業は、工業メッセを見学すると技術力が高くてすばらしいものを数多く造っています。しかし、全体から見て、こんなすばらしいもの、こんな精密なものができるんだよという、いわゆる会社の技術を自慢するようなプロダクトアウト的な製品が目立つとその方はおっしゃっていました。  実際これを商売としてやっていくため、それによって売上げ等を上げていくためには、市場がどういうものが必要なのか、扱っているお客さんがどのような形で納入していただいたらいいのか、どのように使うのかという形のマーケットイン的な思想が諏訪市の製造業には不足しているんじゃなかろうかとおっしゃっていました。  工業メッセとか全体を俯瞰するようなそういう工業部会であったり、そのようなものはそれに対する対応を取るということで一番大事なものだと思われますので、今後の支援にそのような観点を入れていっていただきたいと思います。  続きまして、市独自の取組について質問します。本内容については、ちょっと提言するような形になってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。新型コロナ対策に対し、自治体の取組として、1.感染拡大の防止、2.雇用の維持と事業の継続、3.経済活動の回復、4.強靱な経済構造の構築と言われております。諏訪市のやっている製造業に対する支援策もこれに準拠しています。職員も非常に頑張っております。  しかし、製造業、特に工業関係については、申請の敷居が高いとの声を聞きます。先ほど言いましたように、製造業はそれぞれ固有の形態を取っております。網羅的なものだと活用が大変です。小さいもので結構ですので、製造業の存続、回復、拡大を導く使いやすい支援策を検討していっていただきたいと思います。  幾つか提案させていただきますが、これは大きく言うと令和2年度予算の基本政策9、地域資源を生かした工業の振興、主要7事業ですが、これに含まれております。日常業務プラスアルファとして活用が容易になるとともに、対象範囲を広く取り具体的なものとして設定したものです。数多く使っていただくという形で、大抵製造業・工業用の補助金、支援金だと金額が非常に大きなものになっていますが、これは10万円とかそういう限度額を低くして数多く使っていっていただきたいという考え方でつくりました。  まず新製品、部品開発に係るアイデア具現化補助、これはリバースエンジニアリングなどのアイデア会議、アイデアに基づく試作制作費用を補助する。合理化・効率化推進補助、生産が縮小しているこの時期に製造ライン、工場レイアウト、在庫管理など合理化を推進する設備・備品費用を補助。自社技術の磨き上げ支援、自社技術の棚卸し、特許及び実用新案、意匠等の検討に係る費用を補助する。新規顧客・販路開拓支援、新規顧客、販路開拓など積極的な企業活動に対し、プレゼン資料作成やマーケティング相談費用。商社など仲介業者の活用費用。その他の必要経費を補助。企業連携サポート補助、近隣の企業と連携し、製造品の機能、付加価値を向上させる取組に対し必要経費を補助。オンラインミーティングサポート補助、出張など移動が制限される中、営業活動、業者間の会議、部材調達、進捗管理など、PCを用いたミーティングなど、機器、ソフト調達、通信費の補助という形になっています。  これはちょっとアイデアという形で出しておりますが、一旦ちょっといろいろ調べてみると、各自治体がいろんな形をやっているところがあります。例えば、今各自治体がやっている補助につきまして、補助を周知徹底するやり方としてホームページを活用していますが、その中でもチラシをその中に作ってあって、それを市民、県民の皆さんが見て、それを確認する形になっています。  自分でああいう案をつくっている中でいろいろ見ていくと、長野県は、長野県の中小企業の皆様へというのをホームページ上でアップしています。これは対象窓口であったり、何をするごとに一覧表という形で出しております。これが7月くらい。  茅野市もその辺をいろいろやっていまして、茅野市のホームページにあるのは、新型コロナ感染症で影響を受けている茅野市の事業者の皆様へという形で8ページのチラシを作成し、必要であればホームページからプリントアウトできます。茅野市は事業所の内容と茅野市民の皆様へという形で、これも8ページ。非常にうまくまとまっております。下諏訪町も同じような形で、表表紙はございませんが出しております。  やはり中小企業、製造業という形になっていったとした場合、そちらにいろんな情報を流すことが非常に大変だと思います。商工会議所の加盟率をちょっと確認したんですが、8月18日の段階で58.4%と聞いています。だから、半分くらいが加盟している。これは全国から見ると、5割を超えているのは大分多いほうだという話を聞いています。旅館組合においても40業者があって、加盟しているのが21社、52.5%です。そのような形で、いろんな形を知らせることが大事かと思われます。  ちなみに、先ほど私が何個か言いましたが、そのような内容は、後からよくよく見ると、5月1日に内閣府から出された新型コロナウイルスの感染症対応、地方創生臨時交付金の活用事例、それに概略のものが載っています。ただ、それをもっと細かく実用に即した形にすることが大事かなと思います。  茅野市は、私が言ったような中で、サプライチェーン構築及び新規開拓の取組を補助しますという形で、1枚のチラシでアピールしています。  よく国の補助金とかいろんなものを見ると、やはり全体を見やすく書いて、その事業ごとに1個ずつチラシを作って、それを周知徹底させる、そのような方法が非常に多く取られています。
     ちなみに、諏訪市もホームページを見たら、9月1日に市内事業者の皆様へという形で、新型コロナウイルス感染症に係る主な支援情報という形のものがホームページにアップされていました。9月1日の段階でということです。諏訪市もこのような形で一生懸命動いていただいています。ただし、ほかの自治体等は、早い7月6日段階からこのようなものを作ってアップしている。できるだけ使える補助金、支援に該当する使いやすい補助金というものを考えていっていただきたいと思います。  時間がなくなりました。通告しました諏訪市の宝である温泉の有効活用及び諏訪湖イベントひろばの活用の進め方については、打合せの段階でほかの議員の質問と重複しているので、時間があったら意見だけを述べる方向にしたいという話をしましたが、今回それは省略いたします。これで質問を終了します。どうもありがとうございました。 ○伊藤浩平 議長  以上で一般質問を終結いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。           ──────────────────────            散       会   午前11時44分...